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【質問】小6で国語の文章問題が苦手です

【質問】小6で国語の文章問題が苦手です。漢字はわりと覚えて書けるのですが、文章を読んで問題に答えるところは全然できません。

塾には通っておらず、家で問題集を買って勉強させているのですが、一向にできるようになりません。特に「〇〇について書かれている文の最初の5文字を書きなさい」といった問題は、答えを書こうともしなくなりました。

高学年になって、勉強が難しくなってきたことはわかっていますが、このままでは心配です。どうすれば国語ができるようになりますか。

 

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国語が苦手な子は実は多い?練習不足の場合もある!

学校や塾でアンケートをとると、苦手教科として国語がよく出てきます。

テストで悪い点数ではないにしても、小学生で国語を苦手と感じている子は多いです。特に学年が上がるにつれて、苦手な子の割合は増えていくように感じます。もちろん全ての小学生に当てはまることではありません。

国語とは日本語のことです。普段使っている言葉のことなのに、なぜ苦手に感じる子がいるのでしょうか?

子供からは、「国語は何を勉強すればいいかわからない。」ということをよく聞きます。

算数であれば、今勉強しているところの計算練習や問題を解く練習をしていけば、次第にわかるようになっていきます。

でも、国語はどうでしょう?

作文の勉強をしているときに、どんな練習をすればいいのかわかりません。また作文の問題も教科書には見当たりません。

きつねの物語の勉強をしているときに、家でどんな勉強をすればテストの点数があがるのか、いまいちピンときません。

漢字は練習すれば、読み書きできるようになっていきます。しかし、漢字以外の国語の勉強といわれると、どうすればいいのかわからない子供が多いのです。

何をすればいいかわからない…。つまり、特に何も勉強していないということになります。

国語の勉強をしていないのに、国語ができるようにはなりません。
漢字の練習をするように、読み取りには読み取りの練習をします。
作文には作文の練習をします。

練習をすることによって、国語の勉強は次第にわかるようになっていきます。
それでは、お家でできるおすすめする国語の勉強方法を紹介します。

 

文の読み取りの練習をしていく!おすすめは読み取り練習と要約!

国語の中心は読み取りです。教科書がタブレットやパソコンに変わっても、とにかく文章を読むことから勉強は始まります。ですから読み取りが一番重要です。

おすすめの読み取りの勉強方法は2つです
①簡単な問題集を使った読み取りの練習
②問題文を要約する練習

それでは具体的な勉強の仕方を説明します。

問題集を使った読み取り練習

小学6年生におすすめする問題集は、小さめの読み取り問題集です。しかも5年生用。
例えばこちらになります。


なぜ小5の問題集なのか。

それは、やや簡単な問題集で読み取りの練習をするためです。
プリント式の場合、1日1枚と決めておけば、案外喜んでするものです。算数と違って問題数は少なく、5分から10分で終わるからです。

小5の読み取り問題集を使って、まずは2つのことを練習していきます。

【1日1ページ、2つのことを守って問題集をする】
①文章を読んで問題に答える
②文章の中から、答えやヒントをさがす

国語が苦手な子は、あまり本文(物語や説明)を読まずに、いきなり問題を読んで答えようとする子が多いです。学校で勉強したことがある文章はなおさらです。そして、できません。

紹介したような読解問題の本文は、学校で読んだり聞いたりしたことがない文章です。子供が初めて読む文章です。ですから、最初にしっかりと本文を読まないと、何の話なのかわかりません。

当たり前のことですが、まず文章を読んで、それから問題に取り組むということを練習していきます。

紹介した問題集は、1枚につき問題が3~5つと少ないです。文章も短めですから、本文をしっかりと読めば、答えが書かれているところやヒントが書かれているところを探しやすいです。これが読み取りの練習になります。

特に6年生ですが5年生の問題集をするので、子供は「これなら簡単だ。」という気持ちで取り組んでくれます。全問正解ではないにせよ、6年生の問題に比べると〇の数は増えるはずなので、嫌がらずに勉強してくれます。

可能であれば、親が〇つけをしたほうがいいです。

 

5年生の問題集が終わったら、いよいよ6年生の問題集になります。

多くの問題集が、40~60回分で作ってありますので、この勉強を始めて2か月後くらいになると思います。

同じシリーズの6年生用の問題集を買うようにしましょう。それほど急激に難しくなるわけではありませんから、スムーズに続けられるはずです。

大切なことは続けることです。5,6回やったから、できるようになるというものではありません。でも、1か月30日続ければ30回、3か月90日続ければ90回も読み取りの練習をしたことになります。すぐに成果が出なくても、確実に読み取りの練習になっています。

あせらず、毎日1枚から始めてください。

問題文を要約する練習

続いては文章を要約する練習です。書かれている内容を、短くまとめることを要約といいます。要約は読解力をつける最高の練習です。

書いてある文章を読んで短くまとめるためには、必ず頭の中で「つまり、こういうことだな」と、まとめる必要があります。これが文章を理解してくことにつながります。

書かれている内容を自分の言葉で言い換えたり、短くまとめたりする練習をしていけば、確実に読み取りの力はついていきます。さらに文章を100字、200字と書くことになるので、作文の練習にもなります。

要約の練習方法を紹介します。
使うのは、先ほどと同じ5年生用の読み取り問題集です。子供が問題を解いた後でも前でも、どちらでもOKです。

(準備)
150字くらいまで書ける用紙を準備します。
よろしければ、こちらを印刷して使ってください。
市販の作文用のノートや日記調でもOKです。

【要約の練習方法】
1日に1枚要約の練習をする
①本文を読んで、大切だと思うところに線を引く
②線を引いたところをつないで、文を書く(100字程度)
③書いた文を読んで、修正する
④親に見せて、〇をつけてもらう

どこが大切なのかわからないと子供は言います。
わからなくて大丈夫!自分が大切と思ったところでいいと答えましょう。

わからないから練習しているのですから、間違えたり変なところに線を引いたりしても大丈夫です。練習を続けていくうちに、次第に上手になっていきます。早い子は1か月で、見違えるほど上手になります。

こちらも続けることが大切です。問題集を使った読み取りと同時に進めても、1日交替でもかまいません。とにかく親が「絶対続ける!」という覚悟をもって練習するようにしていけば、子供は必ず上手になっていきます。

おすすめは、「最初に小5の問題集を2か月間で終わらせ、その後2か月間で要約練習をする」です。
ご家庭や子供の状況を考えて、順番は決めてください。

 

意味がわからないと読みたくない!語彙力を同時に増やしていく!

国語が嫌いな子の中には、極端に言葉や意味を知らない子がいます。そんな場合は、知っている言葉を増やしていく必要があります。

さすがに自分の知らない言葉ばかりだと、文を読みたくはありません。

おすすめは、国語辞典に付箋をつけていく方法です。
勉強する場所に必ず国語辞典を準備しておきます。
わからない言葉が出てきたら、すぐに意味を調べて、そのページに付箋をつけていきます。

国語辞典が付箋だらけになってしまいますが、自分がどれだけ言葉調べをしてきたのかひと目でわかり、やる気が高まる子が多いです。

注意点は1つ、必ず小学生用の国語辞典を使うということです。大人用の国語辞典のほうが詳しく説明してありますが、子供が読んでもわからないことが多いからです。

小6の国語が苦手な子供の、家での勉強方法について紹介してみました。
どれか一つでも実際にやっていただき、お子さんのお役に立てるとうれしいです。

毎日短時間で終わるように考えてみましたが、続けることが何より大事になってきます。
ご家族の根気が必要なことですが、どうぞ無理せずがんばってください。

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