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【小5算数】体積が苦手な子のための学習方法

小学生で図形の学習を苦手にしているお子さんは、意外と多いものです。特に5年生の体積の勉強では、これまでに勉強してきた図形の知識を使って問題を解いていきます。ですから、これまでの図形の勉強が身についていないと、なかなか理解できないのです。

さらに、立体的な図形の勉強になりますので、頭の中で図形をイメージする必要があります。小さい頃にブロック等で遊んだ経験がないと、立体をイメージするのは難しいでしょう。

でも大丈夫。

今回は、小学校の図形の勉強でも、特に苦手が多い体積の勉強方法について紹介します。

実際に塾でも指導している内容です。ご家庭で親が教えるという場合のポイントをお伝えします。
毎日続ければ、2週間程で理解が進むでしょう。

 

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まずは図形の復習から!面積の勉強を復習しましょう!

体積の勉強の前に、面積の勉強を復習しておきます。
体積の勉強は、面積の勉強とかなり似ています。面積の勉強がしっかりと理解できれば、体積の勉強は実はそれほど難しくはありません。

なぜ面積は「たて×よこ」で求めるのか?

長方形の面積=たて×よこ

正方形の面積=1辺×1辺(たて×よこと同じ)

では、なぜ「たて×よこ」なのでしょうか?

これは、長方形の面積も正方形の面積も、どちらも「1㎠がいくつあるか」で表すからです。

「たて×よこ」は、1㎠がたてに何個、横に何列あるか計算したものです。
極端な話、面積の公式がわからなくなっても、長方形に1㎠の線を引いて、いくつあるか数えればいいのです。

1㎠がいくつあるか表したもの、これが面積です。

12㎠とは、1㎠が12個分あるということです。

この面積を表す仕組みがわかれば、体積は簡単です。

体積は、1㎤がいくつあるかで表したものです。

 

体積の勉強の基本!1㎤がいくつかを求める!

面積は1㎠がいくつあるか表したもの、体積は1㎤がいくつあるか表したもの。

ここが分かれば、体積の勉強はスムーズに進みます。

図形の体積は、1㎤がいくつあるか数えればいいのです。

例えば、次の「たて3㎝、よこ5㎝、高さ3㎝」の立方体の体積を求めてみます。

1㎤がいくつあるか数えればいいので、図形を真上から見ると、たてに3つ、それが横に5列あることがわかります。

ですから、3×5で15個あることになります。

その15個が3段あるので、15×3=45、45個あることになります。

これが体積の公式「たて×よこ×高さ」ということです。
「たて×よこ×高さ」は、1㎤がいくつあるかを計算していたのです。

ですから、体積は次の公式で求めることができます。

体積=たて×よこ×高さ

それでは、いくつか体積を求める問題にチャレンジしてもらいましょう。

 

簡単な図形の体積を求める練習

それでは、いくつかの図形の体積を求める問題です。

お手数ですが、プリンターで印刷してお使いください。
タブレットやPCの場合は、画面を見ながらノートに解いてください。

体積練習プリント①

 

分けるのか?全体から引くのか?選ぶ力をつけましょう

体積の応用問題です。

2つの方法があります。

①図形を切って分ける
②全体からいらない部分を引く

図形を切って分けるのか、全体から引くのか、子供にとっては悩ましいところです。
ですが、それを考えるのも勉強です。あれこれ試行錯誤しながらがんばってほしいです。

もう一つがこちら。

基本的に、でっぱりがあれば分ける、へこみや空洞があれば引く、この2つを覚えておけば解けるようになります。

 

容積、単位についてはこちら

図形の勉強で、体積の計算以上に難しいのが容積や単位です。

まずは容積ですが、体積はかさであるのに対して、容積はどれくらい入るかということになります。

体積は㎤で表します。容積はmlで表します。

1㎤=1ml
1000㎤=1L

ここをしっかりと覚えるようにしましょう。

続いて単位です。

1㎥=?㎤
1L=?㎤
1L=?dL

違う単位で表す問題です。これを難しいと感じる子は多いです。
最終的には覚えるといいのですが、なぜそうなるのか理解していないと暗記してもすぐにわすれてしまいます。

ちなみに答えはこちらです。

1㎥=1000000㎤
1L=1000㎤
1L=10dL

「なぜそうなるのか」ということを一つ一つ確かめていきます。
「1㎥=?㎤」の問題を例にすると、次のように説明できます。

ですから、1㎥=1000000㎤となります。

 

他の単位も同じように図に書いて理解していくようにしましょう。

一覧表にまとめておくと便利です。

そして、最終的には覚えてしまうのがベストです。

以上、体積の勉強方法についてまとめてみました。

勉強してもわからない。練習してもできないときに、苦手意識が出てきます。
苦手意識は「わかった」「できた」の積み重ねで克服できます。

無理せず、毎日少しずつ体積の勉強をさせてみてください。

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