小学6年生で勉強する歴史ですが、得意・不得意が大きくわかれます。歴史が好きな子は興味をもち、得意になっていきます。嫌いな子は内容もよくわからず、苦手に感じるようになっていきます。
今回は、当サイトのおすすめする歴史の勉強方法を紹介します。小学6年生向けですが、中学生にも当てはまります。
お子さんが「歴史は苦手」となる前に参考にしていただけるとうれしいです。
歴史が得意・苦手な理由
【得意な理由】
・おもしろい
・歴史が好き
・興味がある
・人物にあこがれる
・わかる
・知っている
【苦手な理由】
・言葉が難しい
・めんどう
・興味がない
・わからない
・知らない
なぜ難しい、わからないと感じるのか
小学校の社会の教科書は、なるべくわかりやすく、簡単に書いてあります。
例えば「源頼朝は鎌倉に幕府をひらきました」などです。
この文章では、イメージできない子は理解できません。源頼朝?鎌倉?幕府?…何のこと??となってしまいます。
イメージできていないのに、難しい言葉が次から次へと出てきます。言葉自体も難しくなり、普段つかっている言葉と違いますから、読むのが面倒になっていきます。
しかも次々と新しい人物や言葉が出てきます。
読んでも意味がわからず、内容も頭に入っていきませんから苦手に感じてしまいます。
結果、歴史はわからないということになるのです。
小学生におすすめの歴史勉強法
歴史の勉強は、出てくる言葉を暗記して覚えていく勉強ではありません。
どのようにして今の日本となっていったのかを知る、長い日本誕生物語なのです。
おすすめは『歴史マンガ』を使う勉強方法です。
歴史はドラマです。暗記物ではありません。6年生になってくると、子供はテレビ番組でもドラマが大好きですよね。
歴史マンガは、“人”に注目して書かれているので、1さつ1さつがドラマ仕立てでつくられています。
「源頼朝が鎌倉に幕府をひらいた」だけでは子供はわかりません。
源頼朝がどんな苦しい状況の中で、誰と出会っていったのか。弟義経とどんなことがあったのか。マンガなら、わかりやすくドラマチックに教えてくれます。
教科書と違って、イラスト中心なので読みやすいのも特徴です。
歴史マンガの読ませ方
紹介している歴史マンガですが、買う必要はありません。
公共の図書館から借りるようにします。
毎週1~2冊借りるようにしていくと、子供も無理せず読めます。そして続きます。
もし購入する場合は、古本という方法もあります。ちなみに新品セットはこんな感じです。
日本の歴史3大特典つき全15巻+別巻4冊(19冊セット) /KADOKAWA/山本博文
価格は17000円前後です。高いですね。ぜひ図書館から借りるようにしましょう。
歴史マンガの次は教科書の音読と問題集で勉強
マンガで歴史の流れをつかんだら、次は教科書を使った勉強に入ります。
おすすめの勉強法は、教科書の音読です。
音読、つまり声に出して読むということには、3つのメリットがあります。
・意味がはっきりする
・自分の声が耳から入って理解を高める
・脳が活発になる
音読は、見る・聞く・話すの3つの動きを同時に行います。最近の研究から、脳の活性化も報告されていて、効果が注目される学習方法なのです。
音読すれば、一文字一文字を飛ばすことなく読むようになるので、意味もよく分かるようになります。
せっかく教科書を読むのであれば、音読するのが効果的なのです。
教科書の音読ができるようになれば、読んで知ったことやわかったことを身につけるために問題集で問題を解きます。
分厚い、参考書もセットになった問題集に目がいきがちですが、薄めのシンプルな問題集がおすすめです。
例えば教科書ワークです。
教科書ワ-ク社会3・4年 教育出版版小学社会完全準拠 上 /文理
教科書ワークは、教科書に合わせてつくられているので、教科書の音読後の問題集にピッタリです。
自分が読んだ部分の確認問題ができるので、予習・復習どちらでも使えます。
全国の書店で販売されているので、近くの書店で探してみてください。
注意点が一つ、教科書の出版社ごとに、教科書ワークは種類があります。お子さんの教科書の出版社を見てから選ぶようにしてください。わからない場合は、書店の店員さんに聞けば大丈夫です。
アニメやドラマなどの映像も効果的
おすすめの勉強法としてマンガを紹介しましたが、イラストよりも動画がいい場合は、アニメやドラマもおすすめです。
歴史マンガセットのように、古代から現代までの流れはつかみにくくなりますが、その時代の様子を一番わかりやすく理解することができます。
中でもおすすめなのは、NHKの大河ドラマや戦国時代アニメです。レンタルショップの歴史コーナーに行けば結構見つかると思います。
【歴史ドラマ】
・天と地と
・レッドクリフ
・西郷どん
・軍師官兵衛 など
【歴史アニメ】
・キングダム
・火の鳥
・花の慶次 など
弥生時代や室町時代をテーマにしたものは少ないのですが、人物にどっぷりはまり込めば、歴史に興味を持つきっかけになります。家族で鑑賞するのもいいかもしれませんね。