休校によって子供の勉強はどうなるのか?
親としては、かなり気になりますよね。
ニュース等によれば、学校のオンライン授業が始まっているとのこと。
ですが、地域や学校の状況によって、内容は様々なのが現状です。
例えば、このような違いが考えられます。
【A小学校】
(一人一台のタブレットを学校が準備)
8:00 朝のあいさつ、検温の報告から始まる
8:30 朝のホームルーム、連絡事項
8:40 1時間目の授業
~ 以降 6時間目まで授業が行われる
15:30 ホームルーム
終了
違う学校では。
【B小学校】
(各家庭でタブレットやパソコンを準備 不足分は学校が貸し出し)
9:00 朝の健康観察、体調の確認、連絡事項
各家庭で自宅学習
A小学校はスゴイ!はオンライン授業の準備が進んでいる学校だと思います。
もちろん、あくまでも例ですが、この状況が1か月、2か月…と続けば、どうなるのかということは考えてしまいます。
特に受験生の場合は、深刻な問題です。
もちろん、今の状況が続くわけではなく、どんどん改善されていくと思います。
でも、とりあえず、家庭に子供がいる間は、家庭でできる内容で勉強しておいたほうがいいと感じています。
今回は、休校が長期化した場合の家庭での勉強方法についてまとめました。
休校によって学力はどうなる?
結論から言えば、休校が長引けば長引くだけ、子供の学力に差がついてしまいます。
これは、同じクラスの子とも差がつきますし、他の学校の子とも差がついてしまうということです。
先ほど例で示したように、オンライン授業は地域によって内容も時間も違います。
学校や地域によって様々な実情があるから当然のことです。先生方もがんばっておられます。
でも、今の子供の勉強は、学校からのオンライン授業だけでは不十分な場合が出てきています。
さらに、家での勉強は、子供の集中力や時間の使い方によって、大きく違ってきています。ここが今最大の問題だと思います。
ついついスマホを触っている時間が長くなってしまったり…
プリント1~2枚程度の勉強で、1日の勉強が終わってしまったり…
自分で時間を決めて勉強できていれば、何の問題もありません。
毎日少しの勉強しかしていない。もしくは、ほぼ勉強していない。
これはもったいない状態です。
休校中にすべき具体的な自宅学習の方法
休校中にしておいたほうがいい自宅学習は、前の学年の復習と新しい学年の予習です。
最初に前の学年の復習から始めます。勉強に使う道具は、教科書とノート、学校で使っていたドリル集、筆記用具です。
【前の学年の復習のしかた】
①教科書を読む(音読)
②大切なところをノートに写す
③問題を解く
教科書の音読が一番効果的な復習方法になります。特に苦手な教科がある場合には、音読をがんばるようにしましょう。
仕上げに問題を解きますが、前の学年で使っていたドリルがあると思います。答えは書き込んであると思いますが、問題を読んでノートに答えを書くようにして使います。
ドリル集がない場合は、簡単な問題集を購入します。その際、小学生の場合は「全科」と書かれた問題集を買うようにします。国語・算数・理科・社会の全部の問題が入っています。例えば、小学3年生用がこちら。
書店で買えますので、復習用に購入するといいでしょう。
復習が終われば、次は予習です。
【新しい学年の予習のしかた】
①教科書を読む(音読)
②わからない言葉を調べる
③問題を解く
復習と違うところは、まだ学校で勉強していない知らない部分が多く出てくるというところです。
ですから、音読の後に言葉の意味調べをします。国語辞典で調べるようにすると、語彙力(ごいりょく)もついてきます。スマホやタブレットでもOKです。
仕上げに問題集が必要です。おすすめは「教科書ワーク」です。1冊1400円程度しますので5教科そろえれば7000円とけっこうな出費なのですが、教科書に合わせてつくられているので音読の後の問題集にピッタリです。
購入の際には、どこの教科書なのか調べて買うようにしてください。
自宅での勉強時間
最後に休校中の自宅での勉強時間です。
これは学校のオンライン授業によって変わってきます。
学校のオンライン授業が1日中ある場合は、1日1時間~2時間が目安です。
無理することなく続けられるでしょう。
学校のオンライン授業が短時間の場合は、1日3時間~4時間が目安です。
自分で時間割を決めて、休憩をとりながら計画的に進めるようにします。
まとめ
休校中は自宅学習が中心となります。
自宅学習では、前の学年の復習と新しい学年の予習を行います。
特に効果的なのは教科書の音読です。音読を中心として、家での勉強を計画的に進めるようにしましょう。
「する」「しない」で大きく差が出てくるのが自宅学習です。
ぜひ、この機会に予習・復習をしっかりとするようにして、スムーズな学校再開ができるように準備しておきましょう。